2011年東日本大震災では東北地方から関東地方の太平洋沿岸で津波により大きな被害が発生しました。企業の危機管理や従業員の安全を考える上でも、沿岸部に立地する拠点では津波が来襲した場合、従業員の安全をどのように確保するかが大きな課題となっています。
応用アール・エム・エスでは、津波に対する従業員の安全確保の視点から、東日本大震災後、津波避難シミュレータを開発し、避難シミュレーションサービスを提供しています。
本サービスでは、避難先・避難ルート・避難速度・避難開始時刻など、様々な条件を変更してシミュレーションを実施することが可能です。避難計画の検討および現行の避難計画の問題点の把握などにご利用いただけます。
本サービスでは、周辺地域の住民等も含めてシミュレーションを実施します。周辺住民が同時に避難することにより、避難経路のどこで渋滞が発生するかなどの問題点の抽出が可能です。
現行避難計画における問題点の把握を目的にシミュレーションを実施した場合、以下のような結果を提供可能です。
対象地域・津波は仮想のものです。地震発生後から避難所に向かって適宜避難をし始めるシミュレーションです。上のシミュレーションでは地震発生から30分後に海岸線に津波が到達し陸域が浸水します。
グラフの「遭難」は、津波が浸水し始めるまでに避難できなかった場合のことです。